コンタクトレンズ

コンタクトレンズ処方のために

コンタクトレンズは薬事法に定められた医療用具です。コンタクトレンズの処方をするためには、

• コンタクトレンズの装用が可能な目であること
• コンタクトレンズのお手入れが出来ること
• 医師の指示を守り、正しい使い方が出来ること

の3条件が必要です。これらが守られない場合、重大な合併症を引き起こすことがあります。
また、矯正に適した眼鏡を所持していない方にはコンタクトレンズの処方をお勧めしません。
いくら酸素の透過性が高いとは言っても、裸眼とは比べものにならず、長時間の装用により高率に合併症が生じますので、眼鏡とコンタクトレンズの併用をお勧め致します。

はじめて当院でコンタクトレンズ処方を受ける方へ

受付時間のめやす

• 午前診療　12：00まで
• 午後診療　17：30まで

コンタクトレンズ装用が初めての方、未成年の方 コンタクトレンズの装用が初めての方は、着脱の練習（30分～1時間）が必要となりますので、診察終了の1時間前で受け付けを終了させて頂きます。また、当院では無資格者による装用指導は固く禁じており、医師の指示の下、視能訓練士が対応致しますので、コンタクトレンズ初診の方には予約にて対応しております。未成年の方は保護者の同意が必要となりますので同伴のお願い、あるいはお電話にて確認をさせて頂いております。

当院のコンタクトレンズ処方で気をつけていること

コンタクトレンズの処方において、当院が心がけるべき点や気をつけるべき点がいくつかあります。またこれらの指針は、大多数のコンタクトレンズ量販店や通信販売等では、残念ながら無視されてしまっていることでもあります。

1. 詳細な検査

コンタクトレンズを処方する前に、眼の健康状態を正確に評価することが重要です。角膜の形状、涙の状態、瞳孔の大きさなど、眼に関する詳細な情報を収集します。

2. 患者さんのライフスタイルとニーズの理解

ライフスタイルや日常の活動に基づいて、最適なコンタクトレンズの種類や装用スケジュールを決定します。例えば、長時間デバイスを使用する人や、スポーツをする人は、それに適したコンタクトレンズが必要です。

3. コンタクトレンズの種類の選定

目の状態や生活習慣に基づいて、ソフトコンタクトレンズまたはハードコンタクトレンズなど、適切な種類を選定します。また、使い捨てのコンタクトレンズや長期間使用可能なものなども考慮します。

4. 適切な度数の処方

患者さんの視力の状態に基づいて、正確な度数の処方を行います。また、両眼のバランスや適応症状にも留意します。

5. 適切な装用指導

コンタクトレンズの正しい装用方法やケアの仕方について、適切に指導します。手洗いや保管方法、定期的なアポイントメントの重要性などを説明し、患者が安全かつ効果的にコンタクトレンズを使用できるようにサポートします。

6. 定期的なフォローアップ

コンタクトレンズを処方した後も、定期的なフォローアップを行い、眼の健康状態やコンタクトレンズの適応状態を確認します。必要に応じて処方の調整を行います。

7. 法的・倫理的観点の遵守

地域や法律に基づき、コンタクトレンズの処方に関する規定やガイドラインを遵守します。患者さんの権利や安全性を尊重するためです。

これらの点に留意することで、医師は患者さんに対して安全かつ適切なコンタクトレンズ処方を行うことができます。

検査内容

コンタクトレンズ処方時の検査には以下のものがあります。

コンタクトレンズ処方のための検査は原則保険診療で行います。
ご来院の際は健康保険証の提示をお願い致します。但し、度無しのカラーコンタクトレンズの場合、
高度管理医療機器には該当せず、薬事法の対象製品ではありませんので自費診療となります。

診療費について

1. 初診料及び再診料

コンタクトレンズの装用を目的としている方で、当院に初めて受診した方は初診料282点を、
当院で過去にコンタクトレンズ検査料算定したことがある方は再診料73点を算定いたします。

２．コンタクトレンズ検査料１　200点

コンタクトレンズの装用を目的に眼科学的検査を行った場合は、200点を算定いたします。

※当院は関東信越厚生局にコンタクトレンズ検査料１の施設基準を届出しており、コンタクトレンズを含む眼科一般診療を行っております。
※厚生労働省が定める疾病の治療によっては、上記のコンタクトレンズ検査料ではなく、眼科学的検査料で算定する場合があります（下記参照）。
平成18年4月1日の保険改正に伴い、コンタクトレンズに関する検査料などが大幅に変更されました。コンタクトレンズに関する検査は包括化されましたが、厚生労働省の通知に基づいて、以下の場合につきましてはコンタクトレンズ検査料が算定されません。
コンタクトレンズの検査よりも他の疾患の検査が優先されるため、従来通りの保険請求を行います。

コンタクトレンズ指示書（いわゆる処方箋）について

当院ではコンタクトレンズ指示書（いわゆる処方箋）のみの発行は2020年4月以降、原則行っておりません。
コンタクトレンズは、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」（医薬品医療機器等法）で「高度管理医療機器」に指定されていますが、医薬品ではないことから、購入に際し必ずしも処方箋を必要とはしていません。これは薬事法が時代に追いつけなかったため、規定されずに現在に至っているという事情があります。

購入に限れば、高度管理医療機器等販売業の許可を得た販売店であれば可能です。しかし昨今、医師による診断や所見がないまま、使用方法や使用期限、適合するレンズを守らずに使用した場合や、類似品（偽物）を使用したことにより目に障害を負うなどのトラブルを生じた事例があるため、安全管理上の理由により患者さんの同意を確認した上で、院内交付をさせて頂きます。

処方箋のみをご希望される方は、申し訳ありませんが対応頂ける眼科への受診をお願い申し上げます。当院でコンタクトレンズを使用して頂く皆様の眼を守るためですので、なにとぞご理解ご了承くださいますようお願いいたします。

取り扱いコンタクトレンズ

下記コンタクトレンズを取り扱っております。使用期限が短いレンズのご購入を避けて頂くため、メーカーから随時取り寄せております。当日注文にて後日お受け取り、又はご自宅へ郵送（有料）となります。

1日使い捨てソフトコンタクトレンズ

※価格は全て税込

アイミー

クーパービジョン

＜３０枚入＞

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＜９０枚入＞

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ジョンソンエンドジョンソン

＜３０枚入＞

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＜９０枚入＞

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ボシュロム

＜３０枚入＞

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＜９０枚入＞

アルコン

＜３０枚入＞

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＜９０枚入＞

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2週間交換ソフトコンタクトレンズ

※価格は全て税込

クーパービジョン

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ジョンソンエンドジョンソン

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ボシュロム

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アルコン

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これはしないで！

1. 手を洗わずにコンタクトレンズを扱う

手には意外と細菌などの微生物が一杯ついています。これらの微生物がコンタクトレンズ自体やケースを汚染し、感染症の原因になる可能性があります。コンタクトレンズを扱う前には石けんで手を洗い、清潔なタオルなどで水分を拭き取ってから使用するようにしてください。

2. 装用したまま寝る

コンタクトレンズは通気性が低く、寝ている間に酸素が不足する可能性があります。また、涙も少なくなる為、摩擦で傷や炎症が生じる可能性が高くなります。寝る前には必ず取り外してください。

3. 水道水だけで洗う・保存する

コンタクトレンズを洗浄する際には、専用の洗浄液を使用することが重要です。水道水や唾液で洗わないようにしましょう。水には微生物や異物が含まれており、感染症の原因となります。

4. レンズケースを定期的に交換しない

コンタクトレンズケースも定期的に清掃し、新しい洗浄液で満たすようにしましょう。清潔な状態を保つことで細菌の繁殖を防ぎます。3か月に一度の交換が望ましいです。

5. 使い捨て期限を守らない

使い捨てコンタクトレンズは、指定された期限や交換サイクルを守ることが大切です。期限を過ぎて使用すると、レンズの表面が傷つき、目の健康に悪影響を与える可能性があります。

6. 定期的な検査を受けない

自覚症状の有無にかかわらず、目に異常が出ていることがあります。また、以前のレンズが合わなくなっている可能性もあります。医師の指示に従い、定期的な目の検査を受けるようにしましょう。

7. 異なる洗浄液を混ぜる

コンタクトレンズの洗浄液はメーカーごとに異なる成分が含まれています。異なる製品を混ぜて使用すると、化学反応が起こり、目に有害な物質が生成される可能性があります。

8. 痛みなどの症状があっても装用する

目の充血や痛み、視力低下などを感じたら、すぐに装用を中止し眼科を受診してください。症状によっては元に戻せなくなることもあります。

9. 装用したまま泳ぐ

コンタクトレンズは水に浸すことで目の表面に異物が付着し、感染症を引き起こす可能性があります。プールや温泉などで泳ぐ際は、コンタクトレンズを外してメガネを利用するか、水中用のメガネを検討しましょう。

10. 過度な目の疲れを無視

長時間のデバイス使用や目の疲れを感じた場合は、コンタクトレンズを外して休息をとることが重要です。目を無理に使い続けることでドライアイや炎症を引き起こす可能性があります。